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樹木葬・メリット・デメリット

スタッフブログ

2025.08.01

樹木葬・メリット・デメリット

樹木葬は、自然志向やエコロジー意識の高まりから、近年注目されている供養方法です。従来の墓石を持たず、樹木や花を墓標として遺骨を埋葬する形で、自然の一部として供養されるのが特徴です。特に都市部や郊外で自然環境に恵まれた場所を利用することが多く、従来の墓地と異なる特徴があります。

樹木葬のメリット

1  環境への配慮
樹木葬は、環境に優しい供養方法として注目されています。墓石を建てず、樹木や花を墓標とするため、自然の景観が保たれ、エコフレンドリーな選択肢として支持されています。遺骨が自然に還り、周囲の植物の成長に寄与する形で「命の循環」を意識できる点が魅力です。

2 費用が比較的安い
従来の墓石を持つ墓地は、土地の確保や墓石の建立に多額の費用がかかりますが、樹木葬は墓石を必要としないため、初期費用が比較的抑えられます。また、永代供養の場合は管理費も一括で支払うことが多く、後々の費用負担も少ないことが一般的です。

3  後継者が不要
少子高齢化や核家族化が進む現代では、墓の継承者がいないケースが増えています。樹木葬は、永代供養が多く、施設や寺院が管理・供養を行ってくれるため、後継者がいない場合でも安心して選べます。このため、子供がいない夫婦や一人暮らしの人にも適した供養の形です。

4  自然と共生する供養
樹木葬の特徴として、自然と共に永眠できるという安心感が得られる点が挙げられます。木や花に囲まれ、四季の変化を感じながら、自然と共に眠ることを希望する人にとって、非常に心地よい供養の形です。また、墓参りも通常の墓地よりも自然環境に囲まれた中で行われるため、落ち着いた雰囲気の中で故人を偲ぶことができます。

5  合祀や集団埋葬で多くの人が利用可能
樹木葬は、一般的に広いスペースを必要とせず、1本の樹木を複数の人々で共有して供養する形が多く取られています。このような形式は、土地の効率的な活用に貢献し、多くの人が同じ場所で供養を受けられるため、土地の節約にもつながります。

6  維持管理の手間が少ない
一般的な墓地と異なり、個人が墓の維持や管理を行う必要がほとんどありません。墓地管理は施設や寺院が行うため、草むしりや墓石の手入れといった日常的な負担がかからず、気軽に墓参りができるのもメリットです。

樹木葬のデメリット

1 個別の墓がない
樹木葬は墓石を使用しないため、従来のような個別の墓地や墓石にこだわりがある人にとっては、不安を感じる場合があります。特に家族の伝統や墓石に対するこだわりがある家庭では、墓石がない供養形式に抵抗感を抱くことがあるかもしれません。

2 合祀形式では他人と共に供養される
樹木葬の多くは合祀形式をとっており、1本の木を共有する形で埋葬されます。そのため、他の遺骨と同じ場所に埋葬されることに対し抵抗を感じる方もいます。個別のスペースにこだわる場合は、樹木葬でも個別区画が設けられている施設を選ぶ必要があり、その場合は費用が高くなることがあります。

3 都心部ではアクセスが不便な場所も多い
樹木葬は自然の豊かな場所で行われることが多く、都心部から離れた郊外や山間部に位置することが多いため、墓参りの際にアクセスが不便と感じる場合があります。交通の便が悪く、家族が定期的に訪れることが難しいといったデメリットがあります。

4 四季の影響を受けやすい
樹木葬は自然環境の中で行われるため、季節や天候の影響を受けやすいです。例えば、秋や冬は落ち葉が多く、雨や雪の影響で墓参りが難しくなることもあります。また、木や植物の状態も時期によって変わるため、墓標となる樹木が枯れてしまう可能性もあり、その際に管理費用が発生することも考慮しなければなりません。

5 個別の供養が難しい場合もある
合祀形式の樹木葬では、個別に供養を行うことが難しい場合があります。他の人と一緒に供養されるため、特定の故人だけに対して特別な供養や法要を行いたい場合には、従来の墓地に比べて制約があることがあります。個別供養を希望する場合は、追加費用がかかる施設もあるため、事前に確認が必要です。

6  家族の理解が必要
樹木葬は比較的新しい供養方法であるため、家族の中に伝統的な供養を重視する方がいる場合、抵抗を感じることがあります。家族全員が同意していないと、後々のトラブルや不満の原因になる可能性があるため、事前に話し合いを重ねることが重要です。

樹木葬を検討する際のポイント

【費用と管理体制の確認】
樹木葬には様々な価格帯があります。合祀形式であれば費用を抑えられるものの、個別区画を選ぶ場合は管理費用や追加料金が発生することもあります。また、施設の管理体制を確認し、樹木や花の状態が維持されているか確認することが大切です。

【立地とアクセス】
家族が定期的に訪れることが可能か、交通手段が整っているかを確認しましょう。アクセスが良い場所を選ぶことで、家族も気軽に墓参りができる環境を整えられます。

【家族の合意】
家族全員で供養の形について話し合い、全員が納得したうえで決定することが大切です。特に伝統的な供養にこだわる家族がいる場合、双方の希望を尊重した選択が求められます。

【施設の信頼性の確認】
永代供養をうたっている施設でも、管理が不十分な場合や、事業継続が難しくなるケースも考えられます。信頼性の高い施設を選ぶために、事前に訪問して確認することをお勧めします。


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